人間の体は、何からできているの? 生きるために欠かせない5大栄養素「ミネラル」
私たちの体で最も多い成分とは?
水分やたんぱく質、脂肪、ミネラルなどで、私たちの体はできています。
人間の体を作る成分の内、もっとも多いのは水分です。
年齢や性別にもよりますが、生まれたばかりの赤ちゃんは、体重の約80%、幼児 は約65%、大人の男性は約60%、大人女性では55%が水分です。
例えば、体動が70kgの男性の場合、約42L の水分を体の中にたくわえていることになります。
「ミネラル」で不足しやすいものとは
水分の次に多くふくまれる成分は、たんぱく質です。例えば、大人の男性の場合は、約16%がたんぱく質だそうです。
その次に多いのが脂肪で、約15%。
これらのほか、人間の体は、岩や土にもふくまれるミネラルを6%ほどふくみます。
ミネラルの種類は114種類で、そのうち16種類が人間の体に欠かせない必須とされていますが、カリウム、カルシウム、鉄,亜鉛は不足しやすいので注意が必要です。
生きるために欠かせない「5大栄養素」
私たち人間には、欠かせない5大栄養素があります。それは、次の5つです。
- 炭水化物
- 脂質
- たんぱく質
- ビタミン
- ミネラル
以上の5大栄養素の中で、ミネラルを紹介します。
ミネラルは「無機質」と呼ばれることもあります。ミネラルは地球の上で存在する118の元素のうち、生体を構成する主要な4元素(酸素、炭素、水素、窒素)を除くすべての元素を指します。
現在、人体に存在し栄養素として欠かせないことが分かっているミネラルは16種類で、そのうち摂取基準が定められているのは、以下の13種類になります。
- ナトリウム
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- リン
- 鉄
- マンガン
- ヨウ素
- クロム
- モリブデン
- セレン
- 亜鉛
- 銅
以上の13種類です。