クレネージュプレス 第8号:夏バテリスクが急上昇! 2024年7・8月
危険な暑さが続いている中で、熱中症対策はかかせませんが、国立環境研究所による暑さ対策にベストな服の色の実験結果があります。
ほとんど風がない気温30℃の屋外で、さまざまな色のポロシャツを5分間日光に当てたところ、黒や深緑は表面温度が50℃を超えたのに対し、白いポロシャツは外気と同じ30℃のままだったそうです。白に次いで、反射率の高い黄色やグレー、赤も熱がこもりにくいという結果になりました。
気温が高い日は黒い服を避け、温度の上がりにくい白い服を着て、少しでも暑さを和らげたいですね。
酷暑で夏バテリスクは急上昇!!
いよいよ夏本番。暑い毎日を過ごしていると、なんとなく体がだるい、やる気が起きない、食欲がないなど身体に不調が出ることがあります。
このような夏バテ症状の原因は色々なものがありますが、現代の夏バテは、従来の夏バテとは少し様子が違ってきています。
従来の夏バテの原因は、暑さからくる食欲の低下や食事の偏り、大量の発汗、睡眠不足といったものですが、最近はそれに加えて、
- 室内外の温度差による自律神経の乱れ
- 冷たいものの摂りすぎや冷房の効きすぎによる「夏冷え」
- 血行不良
- 胃腸の乱れ
なども考えられていますので、夏バテになりやすい3つの理由をご紹介します。
①夏の運動不足
人間の身体は運動しないで安静にしていると一日0.4%筋肉量が減るとも言われており、これは1歳年を取ったのと同じ筋肉量の減少です。
筋肉は人間の器官の中でもっとも多く水分を蓄えてくれるため、筋肉量が減少してしまうと脱水になりやすくなり、夏バテのリスクが高まります。
運動の機会が著しく減った中で迎える今年の夏は、夏バテに特に注意が必要です。
②マスク着用による脱水
コロナウイルスやインフルエンザなど感染対策に欠かせないマスクも水分摂取が減少して、熱がこもりやすくなり、マスクの保湿作用によって喉が渇きづらくなることに繋がるため、夏バテのリスクを高めます。
また、子どもは体温が上がりやすく脱水になりやすいため、マスク着用による影響を大人よりも受けやすい点にも特に注意が必要です。
③精神的ストレス
精神的な疲弊が身体に悪影響を及ぼすこともわかってきました。過剰なストレスが自律神経の乱れを招き、発汗調整などの体温コントロールを狂わせ夏バテのリスクを増大させます。
さらに規則正しい生活ができないことやストレス増加で、アルコール摂取増、喫煙増になる方が多くなり、肥満、糖尿病が増加しているという実態もあります。
夏バテ対策法
38℃くらいのぬるめのお湯につかることでリラックスでき、自律神経のバランスが整い疲れが取れやすくなるので、質のよい睡眠にもつながります。
運動は室内でもできるストレッチなどを上手に取り入れましょう。
また食生活にも気を付ける事も大切。暑さが続くと冷たい食べ物や飲み物を選びがちですが、胃腸を弱めてしまう事もあるので、夏こそ食事や飲み物を常温または温かくして摂りましょう。
腸は人体の免疫の中心的存在です。クレネージュdebutを生活習慣に取り入れ、疲れをためないように栄養のあるものを食べ、ぐっすり眠って今年の夏を乗り切りましょう。